東日本大震災から
13年が経った日。
さつき園では災害食を昼食として
皆さんに提供しました。
年に2回以上行う避難訓練では
施設長から必ず
「自分の命は自分で守るために、どう行動したらいいか考え備えましょう。」
とお伝えしております。
さつき園の職員は6名~7名。
職員も被災すれば、さつき園に職員が誰もいない日が続くことになります。
どうやって命をつないでいったらいいか、
今回は食事を通して入居者の皆さんとお話しました。
まずは、このおでん缶。
入居者様の居室には2日分の水と食料を配布していますが、その中の一つにこのおでん缶がありました。
災害の備えとして、
まずは皆さんに居室内に置いてある非常食の中身を確認していただき、おでん缶を事務所に持ってきていただきました。
はじめて災害食の中身を確認された方もいらっしゃったようで、とてもいい機会となりました。
そして、災害食の御飯づくり。
1月17日に行った災害食ではちょっと固めだった御飯。
その経験を活かし、少し多めに水を入れて準備する方が多く「これならおいしいわ。」と話されて食べる方も多くいらっしゃいました。
これもまた、いい機会になりました。
そして、
おでん缶を開けてみることに。
硬く開けにくいおでん缶に、スプーンなどを使用して工夫される方もいらっしゃいましたが、
開けられない方も。
こういう経験は、実際にやってみないとわからないものです。
今後、施設で準備するものも検討する必要が出てきました。
これもまたまた、とってもいい機会になりました。
東日本大震災から13年。
今年は能登の地震をはじめ、日本では震度5以上の地震が多く発生しています。
数年前なら震度3でも、
「揺れたね~。」なんて話をしていたと思いましたが、
今は震度5程度であれば、驚かなくなってきている感覚もあります。
いつどこで起こるかわからない地震。
その時に、どうやって命を守る行動ができるのか、
さつき園ではこれからも災害対策に向き合ってまいりたいと思っております。
皆様と一緒に作る災害食。
これからも災害の備えとして、
続けてまいりたいと思います。
身元保証人様やご家族の皆さまに置かれましても、
入居者様の“災害の備え”へのご協力、
今後もよろしくお願い申し上げます。
Yorumlar