3.11 避難訓練・災害食
- shimizu808
- 3月21日
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昨年からさつき園では東日本大震災のあった3月11日に災害の日として、避難訓練や災害食の試食会を兼ねて昼食に提供しております。
今年度も避難訓練として「自分の命は自分で守る」ための行動について、施設長からお話したあと、一時避難場所がどこにあるかどうかの確認を行いました。
また、ほとんどの皆さんがお持ちの災害リュックについて、入居者様から「重くて持ち歩けない。」ととのご意見をいただきましたので、施設から入居者様にお伝えさせていただきました。
■災害食等を入れたさつき園独自の災害リュックは、以下の目的があります。
一つ目、災害発生後に職員が施設に出勤できない場合を想定し、食べる・飲むものを同じ入れ物・同じ場所に置くことで、混乱した中、さつき園の入居者様同士で助け合うことができる。
二つ目、災害発生し一時避難後、一度居室に戻り入居者様自身で避難所に移動するか等か決め、避難所に移動する必要があると判断された場合は、災害リュックを持ち出し避難所に向かっていただきます。さつき園の職員が出勤後、避難所でさつき園の入居者様の発見がしやすいだけではなく、地域の方にも避難した入居者様がさつき園にお住まいであったことを伝えられることで、早期に必要な支援を受けられるようにするため。
■入居者様からのご意見の内容
さつき園の避難訓練では一時避難として各階の北側の廊下(非常階段側)や南側の談話コーナー側、また入居者様の居室のベランダですとお伝えさせていただいております。さつき園では今まで災害が発生している際中又は直後に入居者様が避難所に向かうことを想定しておりませんでした。そのため、入居者様から「重すぎるリュックを急いで避難しなければならないときに背負うことができる方が何人いるのか・・・。」とのご意見につながったことがわかりました。
■さつき園としての返答
入居者様が災害発生中又は災害発生直後に避難することを想定するのであれば、さつき園としても準備が必要です。これからはさつき園の災害リュックを災害発生中又は直後にも活用できるよう、以下に考え方をまとめましたのでご確認ください。
災害食や災害用物品を多く保管したリュックは非常に重く、災害発生中又は直後にすべてを持ち運ぶことは困難であるため、災害発生中又は直後に避難することを想定される入居者様は事前に持ち運べるよう中身を整理してください。取り出した災害食や物品は別の袋に入れるなど一つにまとめ、災害用リュックのとなりにおいてください。大きな地震や水害が発生し、地域の方に避難が必要な状況になった場合、さつき園が避難所として活用されることも想定し、現在さつき園の裏にある介護保険施設東ナーシングと話し合いを進めています。また、今後は地域×東ナーシング×さつき園が共助出来るような協定を結ぶことも検討しております。
また、米飯の作り方の確認やN95マスクの着用の実践練習を行いました。N95マスクは医療用マスクで、普段着用しているマスクとはちょっと違います。災害発生後、家具などの倒壊で埃がたつことも考えられますので、令和7年4月の居室点検で各入居者様のリュックに配布する予定です。


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